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新潮社
グループ:Book
ランキング:4612
価格:¥ 1,050
ポイント:10 pt
発売日:2008-11
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カスタマーレビュー ![]()
「トヨタ生産方式」のわかりやすい入門書
(2008-12-17)
前半は、「無駄」についての定義、「トヨタ生産方式」の解説となっている。「トヨタ生産方式」の関連本はいろいろ出ているが、本書はその中でも非常にわかりやすいものであると思う。他の「トヨタ」解説本だと、トピックの羅列だったり、往々にして根性論だったりするのだが、本書は「無駄」という大きな問題の中で、「トヨタ生産方式」に触れられており、論理的な流れをもち、全体の文脈をつかみやすい。つまり、「トヨタ生産方式」の個々の方法(たとえば、カンバン)の意義がつかみやすい。
前半はとても良いのだが、後半、特に最終章あたりの「環境問題」や「道徳教育」の話は蛇足、つまり無駄であると思われる。こちらは、前著『渋滞学』の成功もあって「科学的」解明を期待しているのだが、そんなことはお構いなしに持論が展開されている。「目的と期間を決めなければ無駄をとらえられない」という定義にも反している。「環境問題」や「道徳教育」の「目的と期間」を著者が勝手に決められるなら問題ないが。
本書は、「直観」や最終章で扱われた問題を宿題として残しており、科学的な書物とは言うことはできないが、新しいディシプリンを「創発」しようとする試みであると、好意的にはとらえることができる。
最終章にとても辟易したので★2つとしたが、前半は価値が高い。著者も自覚しているところだろうが、社会問題にかんする持論を展開したいのなら、もう少しブラッシュアップして出版した方が良かったと思う。
業務改善のヒントが満載
(2008-12-08)
「年収10倍」や「グーグル化」と言ったレベルの低いノウハウ本が溢れているが、久しぶりに読みごたえのある一冊である。 業務の効率化とは無駄の排除に尽きる。どうすれば無駄を排除出来るのか、ヒントが満載である。
またも数式は出てきません
(2008-12-03)
「渋滞学」と同じく数式は出てきませんが、扱っているのは深い分野だと思います。
もっとも近いキーワードは「リーン思考」でしょうか?
最近「リーン・ソリューション」を読んでいますが、似た「匂い」がしてきます。
生産工程の改善についての章もありますが、文字通りに読まないで身の回りに置き換えて考えて行く方が良いと思います。
世の中、包装紙の無駄みたいな単純な事例もありますが「最適化」と呼ばれる複雑な世界になってくると
なかなか無駄な部分を見抜けないものです。
最適化の例は、「電車乗り換え経路」をネットで探す様なものです。
普段の経路よりも、短い経路を計算してくれる可能性もある訳です...
それが日常化すれば「アインシュタインの夢」に出てきた、エントロピーが減っていく世界みたいで心地よいです。
数学的に突き詰めるだけでは面白くないのですが、最後半では「譲り合い」「かわりばんこ」のような
人にやさしい提案も出てきますのでご安心ください。
(実はこれもゲーム理論で表現できるのですが...)
理系向けのキーワードは、TOC IE JIT リーン トヨタ生産方式 OR 最適化 ゲーム理論...
「投入効果図」は正直云ってあまりピンと来ないのですが、板金工程の改善図はありふれた内容にも関わらず
ふとした事で自業務に応用可能な事に気づきました。
何が為になるのか、分からないもんです...

