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アイテム詳細

栗本 薫

早川書房

グループ:Book

ランキング:29406

価格:¥ 567

発売日:2008-08

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カスタマーレビュー

悲劇の皇女シルヴィア・・・人は同情と憐れみでは救えない  (2008-12-14)
グイン・サーガは第一巻から読んでいますが最近は第三者的な視点から読んでいます。
好きだったキャラはもう遥か昔に作中で亡くなっていますし
残ったキャラで好きなキャラも今は登場していませんから。
だから今の第三者的な視点で読めるのは嬉しかったりします。
それだけ本編の展開がキツイ。

しかし陰鬱なお話です。この巻にメインで出てくるキャラのファンはきつかっただろうなあ。

シルヴィア様は割りと好きな当方、結構きつくて泣き出しそうになりましたから。
父にも母にも国民にも愛されない可哀相な人。
自分の子供すら自分で運命を決めることが出来なかった悲劇の女性。
正直いって自分の好きだったアムネリスよりも遥かに哀しい人生だったかもしれない。


一番この本で興味深いのはハゾス。
グインを神のように崇め自分の理想像のように当てはめているのですが
よく読んでみるとグインの人間性なぞまったく無視しているのが透けて見えます。
(シルヴィアの人間性をまったく無視しているのと同様)
グインがどうしてシルヴィアを妻に娶ったのかあれこれ推量して
結局グインのことを女を知らないと断罪しているのは滑稽というよりも哀れ。
結果的にグインを馬鹿にしているのに気付いていないのも・・・。
この人がグインの側近にして宰相・・・将来の足かせになる予感です。

シルヴィアとグインの最後のやりとり・・・もはや売り言葉に買い言葉のシルヴィアを見て
グインは自分の間違いに気がつきます。
同情で人を愛することも人と結婚することも間違いである。
同情と憐れみでは人は救えないという事実がこの本の空気を一気に重くしています。

心理小説として☆4

どうもこの巻は店頭での売れ行きが良くて手に入れるのに何軒か探しました。

次巻の展開が気になりました  (2008-09-07)
最後の話の幕引きが、いろいろ想像を掻き立てます。

これまでの鬱屈したエネルギーを開放して展開ががらりと変わるのかどうか、
期待しています。

シルヴィア編完結の方向?  (2008-09-06)
グインは、解決すべき問題をたくさん抱えています。その中の一つがシルヴィアですが、グッと解決(悲劇的解決?)に近づいたんでしょうか?
豹頭王の3人の花嫁のあと二人はどうなるんだろう。「七人の魔道師」によれば、グインはカリンクトゥムにも行くそうだし、まだまだやることはあるはずだが、こんなスロー・ペースで大丈夫か??

苦しいねえ・・・。でもみ〜んなグインが好きなんだね。  (2008-08-23)
グインサーガは中学からずっと読んでいます。ので、なんだかこういうレビューに書くことも思いつかないほど習慣化しています。
その中で、読みやすい巻もあり、今回みたいに読むのに苦しい巻もあり、まるで人生のようです。今回、ハゾスが大活躍??です。「グインを傷つけてなるものかっ」という一心で何でもしてしまおう、でも、きっとグインの子だからできなかった、やさしいハゾスが大好きです。
でも、グイン、やっと決心したのか・・・、とおもいつつ、シルヴィアはハゾスじゃないですが、自業自得とおもいつつ、やっぱりちゃんと育ててもらわなかった、という所には同情します。でも、こんな子が周りにいたら、やはしちょっとつらいかな・・・。
ところで、栗本さんも苦しそうですが、負けてないところが素敵です。どうか体をおいといください。で、ずっと書いてくださいね。

一気に読みましたが・・・  (2008-08-23)
前巻の最後と、本巻の最後をつなげても、それで話が決着してしまう話w
ネタバレをしないように書くと、曖昧な表現となるのですが、
いろんな未来への伏線とも読める話がでてきますが、タイス編と同じように後に生きる伏線であるかどうかは不明です。シルビア自身も伏線となりそうです。
しかし、本巻のキモは張られた伏線ではなく最後の1ページでしょう。そのための1冊として納得できるかどうかが問題です。本巻のすべてのページは最後の1ページのためにあります。それをご理解の上、いちおうドキドキしながら最後の1ページまで読み進めて下さい。

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