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文芸春秋
グループ:Book
ランキング:15117
価格:¥ 1,000
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発売日:2006-01
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自然な病気との共生。
(2008-09-30)
お出かけの際は帽子を目深にかぶり、
おっきなマスクに、長袖コート。
視線恐怖症というダンナさん。
さらに、
パニック障害で
強迫神経症で、
極度の潔癖症。
「においが体にしみつくと、
なんだか死にたくなっちゃうんだよね〜」
ポテトチップスを箸でつまんで食べたり、
あるべき所に物がきちんとおさまっていないと
気持ち悪くなっちゃったり、
外出時は鍵をかけたか不安になって
出戻りしたり、
洗い物の種類によって
スポンジを使い分けたり、
お米の研ぎ方にも
必ず、44回、31回、16回と
かき回す数に決まりがあったりして…
さるきちも強迫観念持ちなので
本人のツラさはなんとなーく想像できるけれど、
家族は大変だろうなあ、と思ってしまう。
でもね。
二人はフツーの夫婦なんだ。
新宿のゲイバーで出会ったという二人。
「精神科に通ってるんだよね〜」
臆面もなく、
初対面でダンナさんは
そう告白する。
ええっ
一瞬、ひいてしまう著者。
でもね、
ダンナさんは続ける。
精神科も
普通の病院と変わらないんだよね。
風邪ひいたら内科いくみたいに、
ココロが風邪ひいたら
精神科に行けばいいだけの話
そんなダンナさんの姿は
とっても自然。
そして、
数々の病状、
すなわち、
フツーのヒトと比べたら
異常な行動、
の数々を目の当たりにしながらも、
それをそのまんま
受け止める著者。
しかもね、
わいやわいや騒いでいないのが、いいのよね。
一緒になって焦るわけでも、
イライラするわけでも、
不安になるわけでもなくって、
ありのまま受け止めてるわけ。
さるきち夫婦もそうだけど、
ココロの病気を持っているからといって、
結婚できないってことはないし、
幸せになれないってこともない。
ココロの病気だからといって、
そのヒトが人間的に劣っているって、
わけじゃないんだもの。
さるきちは、
ココロの病気って
いったい何なんだろうって思います。
そして、
回復っていったい何を指すんだろうと、
つくづく考えます。
もちろん、個々の症状はツライけれど、
でもね、
病気との共生って可能なのよね。
そんなことを感じさせてくれる
マンガエッセイでした。
少し神経症
(2008-07-31)
ダンナ様は「少し」神経症という感じで、睡眠薬を服用しているような事が書いてあったけど、楽しく?(マスクと帽子はするものの)外出して、社交的で
ひどい神経症ではないんだなと思った(あえてその部分は伏せてるのかもしれないが)。
でも、一番最後?にあった、薬への依存に対しての世間からの偏見に関しては
強く書いてもらいたいというか、ダンナ様が強く否定・発言してくれて
爽快でした!(同じく薬を飲むものとして…)。
でも、病気を持ちながらよく結婚できた、ってゆーか、プロポーズしたなぁ〜と思う。
ってゆーか、そんな事どーでもよくって、
ほのぼのとした楽しいエッセイでした☆
元栓や、鍵しめなどが気になる事に関しては、良い方法を思いついたものだ!と
感心しました!
私も...
(2008-02-17)
とにかく面白い! し、ほのぼのとなごむ(本人には失礼だが)! 自分も精神科に十数年通っているので、共感が持てるのかもしれませんが、健康な人達にも楽しんでいただけるはずです。 まだ、旦那様の著書を読んでいないので、なんともいえませんが、精神科を選ぶ時は慎重に選んで下さい。中には、ヒドい先生もいらして、かえって、悪化してしまう事があるからです。話はそれてしまいましたが、本当に購入して良かったです!
結構楽しい
(2007-10-07)
なかなか知られてない病気の内面を包み隠さず書いてあったり、ちょっと変わった恋愛とプロポーズと…やっぱり結婚はフィーリングとタイミング。この二人の夫婦は、夫婦になるのが運命なのかも。
自分を受け入れて生活するのってスゴイ!
(2007-10-04)
大原さんのダンナさんは、漫画家の藤臣さんとかつて「精神科へ行こう!」という衝撃的な著書を出している。
出版された当時、まだその手のエッセイやコミックが少なかったのでかなりのインパクトを受けたのを思い出した。
さて、この「大原さんちのダンナさん−このごろ少し神経症」は、まず読みやすい。
神経症的な行動の裏づけをダンナさん目線と、奥さん目線で書かれているので
一つ一つの儀式(いわゆる「奇行」)の理由付けに説得力があるのだ。
(だからきっと「このごろ少し」を入れられたのだろう。)
「潔癖で心配性なところも全部含めて『オレ』だから。」とダンナさんは言い切ってしまう。
なんて凄いんだろう。
自分のダークサイドを受け入れるのって難しい。
病気とうまく共存しながらというところが、ほっとさせてくれる。
そして、そんなダンナさんを受け入れてここまでからりと描き切ってしまう奥さんも凄い。
そして面白い。メンタル系漫画エッセイとしては秀逸だと思う。

