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PHP研究所
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松下幸之助「一日一話」―仕事の知恵・人生の知恵 (PHP文庫)
レビュー(Amazon.co.jp)
???9歳からでっち奉公に出て、1代で松下グループを築き上げた立志伝中の人物であり、「経営の神様」と呼ばれた松下幸之助は、経営者としては稀有といえるほど多くの著作を残している。本書は、PHP研究所の機関紙「PHP」に連載したエッセイをまとめたもので、見開き2ページの短編が120あまり載せられている。
???著者は戦前から、世の中の貧しさを無くすことを信念としてきた。そのために、物資を世の中に水道のように満たし、不自由をなくすことが生産者の務めであると考え、企業経営を行ってきた。さらに、身も心も豊かな社会を実現するためには、政治の果たす役割が極めで重要だとして、その充実を訴え続けてきた。このように、大企業の単なる経営者にとどまらず、高い理想を持ちその実現のために行動した著者だけに、本書で取り扱われているテーマも、いわゆる人生訓的なものから、仕事や経営の心得、政治への提言まで幅広い。
???本書の初版が出たのは1968年なので、すでに「古典」といってもよいが、その内容は決して色あせていない。それは、著者が時代によらない普遍的な真理を洞察していたからであり、また、著者の理想とした「身も心も豊かな社会」がいまだに実現していないからであろう。飾り気のない文体は、礼節を重んじ、謙虚に人に接することを常に説いた著者の人柄がにじみ出ており、思わず引きこまれてしまう。社会人だけでなく、大学生や高校生にも手にとってもらいたい。きっと何かを発見できるだろう。(戸田圭司)
カスタマーレビュー ![]()
シンプルな文体で読みやすい啓蒙書
(2008-11-29)
土井英司さんが絶賛していた同書。古典といっても過言ではない雰囲気です。
平凡な内容を、わざと難しくして相手に伝えようとする事を心理学において
「知性化」といいます。動機の殆どが自分を良く見せたい事です。
松下氏の教えのひとつが「謙虚でいなさい」という事です。氏の平易な文章
には虚栄心が全く感じられません。人格者が、しかも特別素晴らしい実績を
残した人格者が残してくれたありがたい言葉。それがこの本です。
ビジネスマンに限りません。高校生、大学生にも是非読んで欲しい本です。
できる営業マンほど基本スキルを自然にこなすといわれています。その基本
スタイルにあたる内容が同書には多く含まれています。最上の基本なので
高校生でも理解できますし、吸収力の大きな若者にとって得るものは尚更
大きいと思います。フランク・ベトガー氏の『私はどうして販売外交に成功
したか』と同様、ビジネス書ながらの啓蒙書です。
文句なしにオススメ
(2008-10-05)
こんなに良い本を
今まで読んでなくて残念でした。
日本人が書いた自己啓発本は
どこか海外で書かれたものの
焼きまわしが多い中、
本書は全てが新鮮。
というのも、本書が書かれたのが
昭和時代だからかもしれない。
先代が築き上げた豊かさに甘えてしまい
日々謙虚に精進するということを忘れがちな
若き日本人が読むべき1冊。
「どんなに小さなことでも
昨日と同じことを今日は繰り返さない。」
本書でこの考えを再認識致しました。
私は松下氏の信念がいっぱいつまった
エッセイを噛締めるように読んだ。
人生が間違った方に行かないために
これからも何度も読むことになるでしょう。
少しずつ読むのがおすすめ
(2008-08-11)
ひとつひとつのメッセージは心に響くのですが、非常に短い文章なので感動の余韻が楽しめません。毎日少しずつ読んでいくのがおすすめです。数が多いので、ものによっては内容が相反することも。
珠玉の指南書
(2008-08-09)
「運命を切りひらくために」「困難にぶつかったときに」
などの11のテーマから成る。1968年刊行の書にも関わらず、
現代にも十分に通ずる人生指南書であった。
見開き1ページに1本の文章が載せらているため、区切りがつけやすく、
サイズもコンパクトなため、場所を選ばない。いつでも、どこからでも
手にとり、読みはじめることができる。
著者の文章ではしばしば人生が、道や峠、スポーツや経営などに
喩えて説明してあり、非常に分かり易く、同時に引き込まれる。
追風の時は、気が引き締まり、
逆風の時は、勇気が湧き上がる。そんな本だ。
見方が変わる。驕らず、嘆かず、謙虚になれる。素直になれる。
自分だけに与えられた、二度と歩めぬかけがえのない道。
その道を歩んで行くことに幸福を感じることができる。
個々人の繁栄や幸福にとどまらず、日本や世界の
繁栄と幸福、そして平和に思いを寄せた珠玉の人生指南書であり、
政治、経営、教育、その他あらゆる分野に通ずる哲学書でもあろう。
何を信じていいのか分らない時代。
そんな時代だからこそ一読をお薦めしたい。
「ともかくもこの道を休まず歩むこと」
(2008-04-27)
いわゆるグローバル化した世界、より身近に強く関係付けられた世界において、
私たち日本人は自らの歴史、文化、ものの考え方を明確にし、
世界の人々へ問いかける意義を思います。
世界の人々と共によりゆたかな「共同生活」を営むために。
121からなる短編は夫々の趣で、こころゆたかに、思慮深く語られていると思います。
「日本はよい国である」「もう一度この国のよさを見直してみたい。そして、
日本人としての誇りを、おたがいに持ち直してみたい。考え直してみたい。」(P271)
人類のために、生きとし生けるものが幸せでありますように。

