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アイテム詳細

Susie Morgenstern
Serge Bloch
岸 惠子

千倉書房

グループ:Book

ランキング:434

価格:¥ 1,680

ポイント:16 pt

発売日:2008-10

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カスタマーレビュー

老いてなお美しく、爽やかに  (2008-11-09)
 フランス語のできる岸恵子の翻訳絵本ということで、手にとってみました。
 当然、あっと言う間に読み終えることができます。読後感は「爽やか」です。
 虐げられたユダヤ人の暗黒の時代を生き抜いた一人のおばあさんの天性の明るさに心惹かれるのです。余儀なくされた運命を恨みもせず、愚痴もこぼさず、「耐えていけば、また楽しく輝かしい日々や、嬉しい驚きも戻ってくる」と信じて生きる「パリのおばあさん」の向日性。それがこの作品の魅力であり、テーマであろうと思われます。
 老いと孤独に生きねばならなくなった時、それにどう立ち向かい生きてゆくのか、そのことを想定するに、本書の提示してくれた「感謝」「優しさ」「明るさ」を自分の中に取り入れたくなるのではないでしょうか。

ステキなしわ、めざして!  (2008-10-23)
なんて、素敵なおばあさん! 自分の力ではどうすることもできない事柄も、決して他人のせいにするのでなく、何かを恨むのでもなく、今、自分にできることをしていく…。(言葉ではかんたんに書けちゃうけど、これがなかなか難しい)そう、誰だってそれぞれに、いろいろ乗り越えるものがあるんです。それをどう乗り越えていくかで、自分の10年後、20年後につながるんですね。私も自分の顔のしわを「なんて美しいの!」と言えるようなおばあさんになりたいな。決して老後の話ではありません。若い方にもおすすめですよ。人生の水先案内人のような1冊でした。表紙のパリの風景も素敵ですが、小さなキッチンでおばあさんが「アーティチョーク、パンとチーズ、果物のコンポート」を食べるシーンや、「125gの貧相(!)なビフテキを焼く」などなど、パリの香りが感じられるのも楽しかった。

黄昏  (2008-09-23)
私は自分では後期中年と呼んでいますが、世間的には高齢者の仲間に入ってきています。この年代になると子供は独立し、夫婦ふたりの生活になります。そうなると段々妻より先に死んだ方が幸せだなぁと思いが強くなります。多分、高齢になっての孤独が恐いからそう考えるのかもしれません。しかし、「パリのおばあさんの物語」を読んでいると、人は生きているのではなく、生かされているのだなぁとつくづく感じます。あのおばあさんの(生かされているという)感謝の気持、そして、他人にも自分にも優しく生活している様子が温かみのある日本語を通して伝わってきます。岸恵子さんの書かれたあとがきの一節「・・・愚痴っぽく自分勝手の頑固者になるのか、感謝の気持で他人にも自分にも優しくなれるのか、そこが人間としての勝負どころです」は、当にその通りと思います。「パリのおばあさんの物語」は、これから高齢者の仲間入りする団塊の世代の方々に読んで欲しい大人の童話と思います。

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