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アイテム詳細

小林 多喜二
藤生 ゴオ
白樺文学館多喜二ライブラリー

東銀座出版社

グループ:Book

ランキング:11910

価格:¥ 600

ポイント:6 pt

発売日:2006-11

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カスタマーレビュー

蟹工船読破の突破口  (2008-08-25)
小説版を読む前にじっくり読み、現代との共通点がここかしこに見いだされるあまり、自分の経験と重ねたり何だりしながら物思いにふけりながら読んだので、読破するのに30分でなく4時間かかった。本書を読まなければ、小説にも手を出さなかっただろう。そんな人が大勢いるはず。本書の発行、それに携わった人々、買って読んだ人たち、アマゾンに感慨を書き込んだ人たちが実はいま蟹工ブームとなるきっかけにつながったと勝手ながら気がついてしまった。では、この漫画版がもし存在していなかったなら。答えは明白だ。

映画化を切に望む  (2008-05-29)
大学生協でこの漫画が売れているんだ、と聞いて読んでみた。
いい所は、原作では分かりにくかった方言を当時の地方性を残す程度に分かりやすい現代語に置き換え、時代性で分かり難いところを、絵の描写ということである程度描くことが出来たところである。結果非常に分かりやすくなった。
 一方で、原作の中の息苦しさ、臭い、そして一番肝心な登場人物の感情が描きこみ不足もあり、不十分。もちろん、ページ数の制限もあるが、力量不足と取材不足もあるだろうと思う。

「蟹工船」をこうやって改めて漫画で見ると、つくづく名作だと思う。ひとつの船の中に、無権利状態の労働者の命をモノとしか見ていない資本家、それを助ける政府陸軍、資本家におもねる労働者たち、そしてやがて労働意識に目覚める底辺の労働者、そして結果的に当時の日本そのものを重層的に描くことに成功している。そして非常に視覚的、映画的なのだ。
抵抗の仕方はだんだんと進化する。途中までは個人で、やがては組織的なサボタージュ、そしてリーダーを中心とした船中を巻き込むストライキ、それを政府陸軍の介入により潰されると最終的には労働者一人一人の自覚のもとでのストライキへ。畳み掛けるようにラストに持っていく様は非常に映画的だ。

一度映画化されているが、現代にもう一度映画化する意義は十分にあるだろうと思われる。この原作の中の、ワンカットワンカットを積み重ねる作り方や、群集シーンのモンタージュ理論の応用などはそのまま使えるだろう。惜しむらくはおそらく時代的制約もあったのだろう、最後のストライキの部分があまりにもあっさりとしているので、そこをきちんと描いてもらったなら、映画史に残るような力作になるかもしれない。描けるような監督はいるのだろうか。うーむ、それが問題だ。

読んでよかった  (2008-03-13)
漫画でも小林多喜二「蟹工船」のすごさが伝わった。
ここに書かれているいることは、現代にも通じる内容。読んでよかった。
昔、映画にもなったと解説に書かれていた。映画も見たくなった。
値段も安く、すぐに読める。中学生でも読める。
お勧めの1冊。

大学生ばかりでなく、中学高校生にも。そして無論大人の方にも  (2007-05-18)
今回の漫画化は非常にうれしい。一部を除いて、原作エピソードのほとんどをわかりやすく映像化している。 当時の写真も載せてあり、かなり読み応えがあります。
欲を言えば註をもう少し整理してほしかった。同じものが2回出てきたり、「花札」や「色よい返事」など大学生や高校生にはわかりきった言葉に註がある。よしんば分からない人がいても、絵で、あるいは文脈で分かるし、辞書で引けばすむ。それくらいなら当時の貨幣感覚を解説してほしかった。
しかし本書が優れたガイドであることには変わりはない。値段が安いのも学生への配慮だし、巻末の作品作家解説も充実しています。
小説を読んだ方にもお勧めです。

ペコちゃんもびっくり!!  (2007-01-31)
不二家は現在、洋菓子への異物混入と食物衛生不備で、その経営も窮地に立たされています。(ToT)  それで思うんですけれど、多喜二さんの「蟹工船」の物語も=カニ缶詰に「石ころ」でもいれておけ!!=というようなことで、食べ物の異物混入の問題を告発したものだと発見しました。それはこの「マンガ蟹工船」の島村輝教授の解説に触発されての発見なんです。キタ━━━(゜∀゜)━━━!!!!! 異物――それは「石ころ」ではなく、さらに大腸菌を含んだ異物だというのですからペコちゃんもびっくり!!(*'▽`*) なんともものすごい事件です。まるで今回の不二家事件を予言しているような・・カニこーせん ?/?????

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