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S. J. Rozan

St Martins Pr

グループ:Book

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価格:¥ 2,251

発売日:1997-09

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カスタマーレビュー

ヒーロー、ビル  (2003-06-25)
高層ビル建築現場で続く盗難事件、はじめはハンマーなど小さな工具だったのが、ついにはローダーまで盗まれる。調査のためにレンガ職人に変装して工事現場に潜入するビル。それを待っていたかのように人身事故がおき、ついには殺人まで・・・。リディア&ビルのシリーズ4作目です。

今回の語り手はビル。白人、中年、趣味はピアノと、書き出してみるとありきたりになってしまいますが、このビル、男の私が見て(読んで)もとてもカッコいいんです。優しく繊細でほどほどにタフ(これまたありきたりだ)。リディアはこの優しさが男性優位主義的に見え、パートナーとして見てもらえないと不満のようで、そこにつけこまれて軽くあしらわれたりもするけれど、これもご愛敬。趣味のピアノも、単なるキャラクターの特徴付けに終わっておらず、なぜピアノを弾くのか、弾かずにいられないのかが、シリーズを通して読むと切々と伝わってきます。

心に傷を持ちながら、気は優しくて力持ち、典型的なヒーロー像にピタリとはまったビルと、中国系のリディア、早くいっしょになってもらいたいような気もするのですが、つかず離れず今のままのいい関係をくずさないまま、このシリーズが進んでいくといいな。ビルにはちょっとかわいそうだけど。

ちょっとせつないハードボイルド  (2002-10-08)
今回は建設現場での不正を、ビルがレンガ工になってあばこうとします。ビルと中国人のリディアが各巻ごとに、交代で物語をかたるんですけど、今度はビルの番。リディアを危ない目にあわせないようにと、守ろうとするんだけど、それがリディアには気に入らないんですね。かえって、ビルを助けちゃう。報われないっていうか、せつないビルの気持ちです。わたしが好きなのは、リディアの中国社会のお話が出てくるところ。ママや兄さんたちにはひよっこ扱いされて、リディアも欲求不満気味なんだけど、中華料理や中国の風習が出てきて、興味深いのです。ビル&リディアシリーズ四作目なんですが、みんなよんじゃいました。

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