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Riverhead Books
グループ:Book
ランキング:365
価格:¥ 1,000
発売日:2008-05
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カスタマーレビュー ![]()
A THOUSAND SPLENDID SUNS
(2008-12-21)
作者のカーレド・ホッセイニは男性でありながら、アフガニスタンに生きる女性の置かれた悲惨な立場をよく理解し、ライラとマリアムという年齢や育った環境など全く異なる二人の女性に、アフガンの女たちの声を集約させ、過酷な状況下にある女性の心理や感情をごく自然にありありと描いていることに驚きを覚えました。作者は、初めからアフガンの女性の辛く厳しい運命に焦点を当てようと筆をとったわけではなく、実際にアフガニスタンに行って男女を問わず道端に蹲る人々の話に耳を傾け、そこで聞いた名もなき人々の体験談がこの小説を書く起爆剤になったといいます。作者は期せずして、アフガンの女性たちの代弁者になったのだろうと思います。登場人物たちはひとりでに動き出していったのです。
こんな遠い異国の人たち・・宗教も違う、肌の色も違う、文化や習慣も違う人たちも、私たちと同じように悲しみ、泣き、恐怖に怯え、希望を持ち、夢を見るのだということ、私たちと何一つ違わないのだということ、こんな当たり前のことに今さらながらに気づかされ、我ながら驚いてしまいます。特殊な話を書きながら、決して特殊ではなく普遍な"核”を持った話であるがゆえに、この小説はこれだけ大きなものを私たちに訴えかけてくるのだと思います。
心に残る悲しみと愛の物語
(2008-07-07)
ベストセラーとなり、映画化された『The Kite Runner(翻訳版『君のためなら千回でも』)』の著者カーレド・ホッセイニによる、心に深く残る悲しみと愛の物語である。
二人の女性、MariamとLailaは、それぞれアフガニスタンの政治情勢と、女性への差別の中で苦しみ、やがて力を合わせて幸せを求めるようになる。しかし、Lailaが劇的な再会を果たしたとき、彼らはあまりに過酷な運命に押し流されそうになる。そのとき、Mariamは重大な決断をする。
確かに『The Kite Runner』の方が劇的なストーリーであるが、個人的にはこの作品の方が好きである。淡々と物語が進むので、途中で少ししんどくなる人もいるだろう。でも、もう少し辛抱して欲しい。最後まで読めば、心に深く残るストーリーである。
そして、この本に描かれるアフガニスタンの方が現実味がある。タリバンの政治の怖さは、彼らが考える正義の狭さであり、その正義が人命よりも重いということだろう。『The Kite Runner』では、タリバンを悪魔のように描いてしまっているが、この作品を読めば、タリバンの政治の中で、文化人やインテリがどんなに生き難いか、そして女性に与えられた自由がどんなに少ないかがわかる。

